Panasonic(National)洗濯乾燥機の修理...③パーツ交換手順

2006年発売Panasonic(National)製洗濯乾燥機NA-FV8001/FV7001の修理について書いています。興味のある方は①からご覧下さい。

Panasonic(National)洗濯乾燥機の修理...①原因の特定

給水弁の交換作業自体は特に難しいものではありませんし、専門知識も全く必要ないレベルですが、参考までに手順を紹介しておきます。

ただし、いかなるトラブルに対しても当方は一切責任を負いません。全て自己責任でお願いします。

先ず作業に入る前に、水道からの給水を止め、給水ホースも本体から外しておいてください。

■蓋の取り外し

・洗濯機に向かって左、蓋の回転中心になっている軸(ピン)を右方向へ引き抜きます。軸の構造を見ればわかると思いますが、そのままでは出っ張り部分が引っかかって抜けません。ベンチなどを使って出っ張り部分を押さえて穴から抜けるようにします。

・軸を完全に抜いたら、蓋を外す前に写真の中央にあるスプリングがどこでどのように固定されているかを確認しておきます。これを怠ると後で復旧する際に取り付け方がわから無くなるかもしれませんので注意して下さい(単純な構造ですので見ればわかると思いますが念のため)。確認したら蓋全体を左にスライドさせて外します。

■上部カバーの取り外し

・先ほど外した蓋の回転部分の下にネジがありますので外します(左右一か所ずつ)。写真は左側のネジ。

・洗濯機本体背面の両角にネジがありますので外します(左右一か所ずつ)。写真は左側のネジ。

・洗濯機本体前側面に丸いシールがあります。シールをはがすとネジが隠れていますので外します(左右一か所ずつ)。写真は左側のネジ。

・これでカバーの前部が外せます。

・前部にあるネジを外します(左右一か所ずつ)。写真は左側のネジ。

・柔軟剤入れを抜いて外します。
・これで上部カバーが完全に外れます。配線が引っ張られないように注意して下さい。

■電磁弁の交換

・左上にあるのが電磁弁です。このままの状態では電磁弁を固定しているネジにドライバーがアクセスできません。先ずは写真中央のやや下、マジックでマーキングされたネジを外します(錆びている方のネジではありません)。・写真中央のやや下にある、同じくマジックでマーキングされたネジを外します。

・この状態で電磁弁が固定された部分全体を洗濯機の背面方向(奥)へ引き抜くようにしてずらすと、写真中央にある電磁弁を固定しているネジにアクセスできるようになります。このネジを外します。・反対側のネジも外します。

・電磁弁を外し、下にある2本のカプラーを下方向へ引っ張って抜きます。

・電磁弁を交換します。前の電磁弁に付いていたスリーブパッキンはそのまま使いますので、新しい電磁弁に移植します。

・後は逆の手順で復旧するだけ。

・試運転して問題なければ完了！

修理を頼めば

数万円？

買い替えれば

十数万～

の出費をこれで抑える事ができます。

あと何年かはまた元気に仕事してくれるでしょう。

パナソニックやナショナル製の洗濯機や洗濯乾燥機をお使いの方で、水の出が悪くなった、水が出なくなった等の症状が発生した場合、給水弁の故障が原因かもしれません。

製品のモデルによって作業方法は異なると思いますが、普段から車の電装系いじりをされているような方にとっては、極々簡単な作業だと思います。

とにかく16年前の製品のパーツがネット通販で未だに購入できるとは、改めてですが流石は

Panasonicパナソニック
さんだなと思いました。

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