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先の記事で唄口と駒が絃の位置決めをしている事をお話しました。これらの部品は絃の左右ピッチを均一かつ棹の中心に位置するよう保持するだけでなく、棹と絃との間の高さ、絃高も調整しています。 標準的な絃高は唄口で1mm、野坂で5~6mmのようです。 私の三線は唄口で1.5mm程でしょうか。 しかしながらこの 絃高が低すぎる と野(棹の表面)に接触してしまいビビリ音が発生してしまいます。 この原因として考えられるのは ①唄口や駒の摩耗、破損 これらによって絃の通る溝が深くなる(絃の位置が野に近づく)ためです。また溝の幅が広くなっていたりするとそれ自身もビビリ音の原因になっている可能性があるでしょう。 この場合は自分で部品を交換すればいいだけですので、すぐに解決すると思いますが、厄介なのは以下が原因となっている場合です。 ②部当て(ブアティ)が不適切 棹と銅とを組みつける際の角度調整を部当てと言いますが、この調整が悪いためです。元々の調整が悪いのか、仕上げが悪くて調整が狂ってきたのかでしょう。ちなみに三線によっては棹と銅が組み付けではなく、完全に接着?してしまっているようなモノもあるそうですのでその場合はもうあきらめたほうがいいかもしれませんね。 ③トゥーイ(棹の反り)が不適切 絃の接触によるビビリ音を防ぐため、"トゥーイをとる"といって、野の部分は僅かに削り取られて反った形状になっています。元々の加工が悪いのか、経年変化によるものか、いずれにせよ修正が必要になります。 ④棹の変形 さすがに最初から変形しているようなモノは無いと思いますが、原材料の乾燥が不十分だと、経年変化で棹がねじれたり曲がったりする事があるそうです。再加工なり修正なりが必要なケースです。 これらの場合は当然ながら調整や修理に技術を要しますので、三線専門店に要相談ですね。 ちなみにですが 絃高が高すぎ るのもNG。 絃高が高いと指で押さえるストロークが増え(余計な動作が増え)、指が他の絃に接触する確率が高くなってしまいます。 以上、三線のビビリ音について計8回に分けてお話させていただきました。あくまでも素人の私的意見でありますので、間違ったコトを堂々と書いているかもしれませんが、これを参考にビビリ音から解放される方が一人でもおられたら幸いに思います。 ディープブルーは滋賀県大津市の無店舗型PADIダイビングスクール&ショップです。ダイビングライセンス取得、越前や琵琶湖でのファンダイビングなら↓
by deepbluedive
| 2022-07-12 10:01
| Daily Life
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