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ダイビングインストラクターのスローライフ
by deepbluedive
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空気タンク...耐圧検査と視認検査

海外ではアルミタンクのシェアが大きく、日本ではスチールタンクのシェアが大きいというお話をさせて頂きました。

では

なぜそのような事になったのでしょうか?





2002年6月の法改正
によって、アルミタンクへの検査体制が厳しくなりました。


タンクの再検査は製造年月によって5年或いは3年毎に実施しなければなりませんが、この法改正によって、アルミタンクの場合は更に特定検査と呼ばれる内部の視認検査を

毎年

実施することが義務付けられました。


この法改正の背景には
2000年の6月に沖縄で起きたアルミタンクの破裂事故
があります。



この事故を起こしたアルミタンクの素材として用いられていた、1990年4月以前に製造された6351アルミ合金製のタンクは廃棄処分が促されたり、その使用が自粛されるようになり、加えてアルミタンクに義務付けられた特定検査の実施による管理コストの増大が理由で、日本国内ではアルミタンク離れがどんどん加速していったわけです。





とはいえアルミタンクは耐食性にも優れていますし、何より水中でのバランスが取りやすいので、個人的にはアルミタンクの方が好きなんですけどね...。



ちなみに毎年実施する特定再検査の場合は、従来の再検査合格刻印に”S”の刻印を追加し、従来からの再検査に合格した場合は、従来の刻印に”L”の刻印を追加するようになりました。


国内のダイビングでアルミタンクを使用する場合は、これらの刻印もチェックするようにしましょう。



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by deepbluedive | 2012-07-31 10:08 | Diving | Trackback | Comments(0)
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